ピンセットを利用しましょう

ピンセットを利用しましょう

ピンセットを利用しましょう 重さをはかるとき、昔は分銅を使っていました。小学校の理科の実験で使ったことのある人が多いのではないでしょうか。
実は分銅を天秤皿にのせるときは必ずピンセットを使います。手を使うとだめであり、その理由として手で分銅を扱うと、汗や汚れが付着して、しだいに分銅自体が汚れたり、錆たりしてダメになってしますからです。どんなに手を清潔にしても素手で扱うことはタブーとなっています。ですからピンセットで必ず取り扱うようになっています。そうすれば清潔に保つことができて、正確な重さをはかることができます。購入するときはこれら2つがセットになっています。お互い金属製ですので湿気が少ないところで保管しましょう。乾燥剤といっしょに保管するといいでしょう。いつまでも使うことができます。冷蔵庫の保管はドアを開け閉めするさい、水分は発生しやすいので保管することはやめましょう。室温保管でだいじょうぶですが、乾燥剤をお忘れることがないように。

分銅の推校正周期

分銅の推校正周期 分銅は機械ではありません。重さを比較する基準として使うおもりのことです。そのようなシンプルな存在ゆえに、その利用にあたって整備は特に必要ないというイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、それは間違いです。使用頻度や取り扱い、材質、管理されている場所などによって質量の変化を避けられないためです。
このうち計量法において精度等級特級、いわゆるF1クラスに分類される分銅には「3年」という校正周期が定められています。一方で、精度等級が1旧以下の場合分銅の材質によって推奨されている校正周期が異なる点には注意が必要です。具体的な周期としては、ステンレスや真鍮は5年ごとに、鋳鉄については1年ごとの校正が推奨されています。
なお、校正証明書などにおいてその分銅に対してその品質が保証される有効期限は特に記載されていませんが、定期的な校正なくして正しい重さを量れません。定期的なメンテナンスを必ず行うようにしましょう。